肌荒れしやすい人
「敏感肌」という言葉をよく聞くと思います。では、敏感肌とは、どうゆう症状なのでしょうか??
多くの人が悩まされている「敏感肌」、年中肌が敏感になって困るという方もいれば、季節性で、「冬だけは…」という方もいらっしゃるでしょう。肌荒れを直すのはスキンケアや生活習慣の見直し。気になる敏感肌の特徴や対策についてみていきましょう。
敏感肌とは、肌表面のうるおいバリアのはたらきが低下して、肌トラブルが起きやすい肌状態のことです。
実際「敏感肌」には医学的な定義はありません。
多くの人は自分は敏感肌だと思っている傾向を感じますし、我々医療側も都合のいい言葉として使っていることが多いかもしれません。
☑️「敏感肌」とは☑️
一般的には、化学物質に対しての皮膚における自覚的な過敏あるいは過剰な反応、と考えていただけるとイメージしやすいです。
☑️「敏感肌」の原因は?☑
肌に起こるトラブル、その背景に何か原因となったものはないか?毎日のスキンケアに足りないことはないか?又は、良かれと思ってしていることが逆に悪く作用してはいないか?長く使っているから安心と思い込んでいる化粧品類が原因となっていることはないか?
「敏感肌」の言葉に隠れた部分をあぶり出していくことが、一つの解決策になるかもしれません。
☑️最新の研究の結果
近年の研究の結果、敏感を防ぐためにはうるおいを作るだけでなく、
うるおいのもとを適切な場所に運ぶ必要があるということを発見しました。
健康な肌の場合、作られたうるおいが適切な場所へ運ばれるため、うるおいが満ちた状態となります。
一方で、敏感だと感じる肌の場合、うるおいが作られにくく、うるおいのもとを適切な場所へ運ぶことができない状態となっております。その為、うるおい成分を補うだけでは機能を最大限に発揮することができないため、うるおいのもとを適切な場所に運ぶことが敏感肌の方には重要です。
肌の乾燥が敏感肌になる大きな原因
うるおいバリアの崩れる大きな原因になるのが、肌の乾燥。
季節による湿度の変化やエアコンの使用、毎日のクレンジングや洗顔が肌の乾燥を引き起こしていることがあります。
アミノ酸などの天然保湿因子が水分を保って、表面の皮脂や細胞の間を満たすセラミドが水分が抜けるのを阻止し、肌を守っているのですが、これらが少なくなることでバリア機能が低下してしまうのです。それによって必要な水分量が保持できなくなってしまい、皮膚の柔軟性がなくなってしまいます。
特に乾燥しやすい冬のスキンケアは、特にしっかり保湿をすることが大切です。
化粧水に加えて美容液やクリームなどでしっかり肌に水分を閉じ込めるようにしましょう。