スキンケアだけ？美肌を目指すなら発汗しよう

スキンケアに気をつけているのに、肌荒れが治らない…と考えたことはありませんか？　

肌のコンディション改善には、肌表面のスキンケアだけではなく、身体の内部からも健康になることが大切です。

汗をかくことで弱酸性に保たれている、人間の肌。

肌の新陳代謝であるターンオーバーとは、肌の表面が弱酸性の状態であるときに角質層が剥がれ落ちていくことを言います。

汗をかかずにいると弱酸性を保てず中性となり、ターンオーバーが遅れてしまいます。

すると次第に、肌のバリア機能が失われて水分を保てなくなり、角質層が厚くなって、肌のくすみにつながっていくのです。

汗をかくと老廃物も一緒に排出されると言いますよね。

汗には、汗腺のみから出るサラサラした汗と、汗腺と皮脂腺の両方からじんわりと出るベタベタした汗があるのですが、このうち老廃物を排出するのはベタベタした汗の方なのです。

老廃物は毛穴にある皮脂腺から排出されるもので、汗腺から出る汗は水分とミネラルだけ。

たくさんの汗をかいても、老廃物は排出されないまま、身体が疲れてしまうだけになってしまうことになるので注意が必要ですね。

また、皮脂と汗と一緒に排出されるのは老廃物だけではなく、乾燥やシミ、シワといった肌の老化を進めてしまう活性酵素のヒドロクシルラジカルという物質もあります。

ベタベタした汗をかくことによって、老廃物が排出され新陳代謝が促されるだけではなく、老化も防ぐことができます。

では、ベタベタした汗をかくにはどうすればよいのでしょうか。

皮脂腺からのベタベタした汗は、ぬるめのお湯での半身浴や、遠赤外線式のサウナ、長時間の運動で出すことができます。

じんわりとした発汗によるデトックスが、皮脂腺の働きを活発化し、理想の美肌へと導いてくれるでしょう。

ちなみに、汗をかいたあとは身体の水分が失われているので、水分補給は忘れずに行いましょうね。

また、汗はシャワーで洗い流したり、タオルで拭きとることも大切です。

そのまま放置していると、排出されたミネラルや老廃物が原因で細菌が繁殖したり、肌にかゆみが生じてしまうこともあるので、汗はしっかりと拭きとりましょう。