タバコを超える健康リスク!知らないと怖い食べ物5選

悪影響を与える代名詞

「タバコ」は健康に悪影響を与える代名詞とされていますが、実は今回紹介する食べ物もまた、場合によっては【タバコよりも健康を害する】可能性があります。知っていますか? タバコ以上に身体に悪い食べ物が存在することを。



タバコが身体に悪く、病気や寿命を縮める代表的な要因である一方で、それ以上に身体に悪い食べ物が存在します。健康に気をつける方は添加物なども注意しているかもしれませんが、危険な食べ物は他にもたくさん潜んでいます。

そこで今回は【食べ続けると病気の原因になるかもしれない食べ物】を5つご紹介します。これらの食べ物は予防医療的にもおすすめされません。

まず一つ目。

1.「糖質中毒」注意! 菓子パンの知られざる危険性とは

菓子パンは、一見おいしそうで魅力的な存在ですが、実は健康にとって悪影響を及ぼす食べ物の一つです。この菓子パンは、糖質を豊富に含み、その中には砂糖で味付けされた「糖質まみれ」の食べ物が含まれています。

この糖質まみれの菓子パンは、摂取すると脳内で幸せホルモンである「ドーパミン」が増加し、その結果として幸福感を得ることができます。しかし、この幸福感に引き寄せられてしまい、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。これが「糖質中毒」と呼ばれ、肥満の原因となるだけでなく、生活習慣病のリスクを高める「現代病」の一因となっています。

菓子パンにはさらに注意が必要で、作る過程で使用される「食品添加物」の一種であるイーストフードが多量に含まれています。このイーストフードは大量に摂取すると嘔吐や昏睡を引き起こす可能性があり、複数の添加物が組み合わさっています。一般的な食事では摂取を控えるべき食べ物です。

更に驚くべきことに、菓子パンには発がん性リスクの高い「臭素酸カリウム」が使われています。この物質は中国やヨーロッパ諸国、カナダでは使用が禁止されており、その危険性が指摘されています。こうした要因から、菓子パンは見た目に惹かれるかもしれませんが、健康への悪影響が潜んでいると言えるでしょう。

2.牛乳


牛乳に含まれる主成分であるカゼインは、そのほとんどが未消化のまま腸に送り込まれることが知られています。この未消化のカゼインが腸に到達すると、腸内で炎症を引き起こし、腸粘膜の連結が悪くなり、最終的にはバリアが破れ、腸に穴が開いてしまいます。この穴からは、通常は体内に取り込まれないべき物質が血液中に侵入し、全身に影響を与える可能性があります。

この現象は、「リーキーガット症候群」と呼ばれ、慢性的なアレルギー症状や免疫異常を引き起こすことがあります。免疫系が正常に機能しなくなることで、さまざまな健康問題が発生しやすくなります。特に、この問題が慢性的に続くと、全身の炎症反応が高まり、自己免疫疾患の発症リスクが増加するとされています。

さらに、牛乳の中のカゼインから生成される物質には、カゾモルフィンと呼ばれるモルヒネ様物質が含まれています。この物質は、脳内でオピオイド受容体に結合し、快楽をもたらすことが知られています。そのため、牛乳中のこの成分が依存性を持つことが指摘されており、牛乳を好む人がなかなかその摂取をやめることが難しいとされています。

一方で、牛乳に含まれる豊富なカルシウムが骨や歯の健康に良いとされていますが、残念ながら牛乳中のカルシウムは吸収が難しいという側面があります。通常、カルシウムは胃でイオン化された後に腸で吸収され、体内で利用されます。しかし、牛乳中のカルシウムはカゼインと結合しているため、このプロセスが妨げられ、効果的な吸収が行われません。

この吸収の難しさが、牛乳をカルシウム源として利用する際に考慮すべき重要な点です。代替として他のカルシウム豊富な食材やサプリメントを検討することが、骨や歯の健康を維持する上で有益であると言えます。特に、牛乳に対する過敏性やアレルギーがある場合は、これらの代替品が適切な選択肢となります。

総じて、牛乳には健康に対する潜在的な悪影響が潜んでいることが分かります。特に、リーキーガット症候群や依存性のある物質の生成などは、摂取量や個々の体質によって影響が異なる可能性があります。したがって、牛乳を摂取する際にはそのリスクを理解し、バランスのとれた食事や適切なサプリメントの活用を検討することが重要です。

 

3.ポテトチップス



ポテトチップスは、美味しそうな外見と香りに誘われがちですが、その実、食べることがタバコよりも身体に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。このスナックが悪い影響を及ぼす要因には、主にアクリルアミドやトランス脂肪酸といった成分が含まれていることが挙げられます。これらの成分が引き起こす身体への悪影響について、詳細に探っていきましょう。

ポテトチップスに含まれるアクリルアミドは、揚げ物や焼き物など高温調理によって発生します。特に、芋を高温で揚げた際にこの有害物質が発生し、その摂取が身体に及ぼす健康リスクが懸念されています。アクリルアミドは、糖とタンパク質が高温で反応して生じる物質であり、この反応生成物がAGE(糖化最終産物)として知られています。AGEが蓄積することで、心筋梗塞、糖尿病、動脈硬化骨粗鬆症などの病態が引き起こされる可能性があります。

特に心筋梗塞は、血管がアクリルアミドによって傷つき、血栓ができてしまうことで発生します。糖尿病に関しても、アクリルアミドが細胞の異常な糖代謝を引き起こし、糖尿病の進行を促進させると考えられています。動脈硬化も同様に、アクリルアミドが血管を傷つけ、脂質が蓄積しやすくなることで進行する可能性があります。さらに、骨粗鬆症においても、AGEが骨形成を阻害する影響があるとされ、骨密度の低下を引き起こすことが懸念されています。

また、ポテトチップスにはトランス脂肪酸も多く含まれています。トランス脂肪酸不飽和脂肪酸の一種であり、摂取が悪玉コレステロールを増加させることが知られています。この悪玉コレステロールの増加が、心臓病、糖尿病、アルツハイマー病のリスクを高める可能性があります。特に心臓病において、トランス脂肪酸動脈硬化を進行させ、血管を詰まらせることで心臓に酸素が十分に供給されなくなり、心筋梗塞を引き起こす可能性があります。

このような身体への悪影響が指摘される中で、ポテトチップスにはさらに健康を損なう危険な成分が含まれていることも考慮すべきです。アメリカやヨーロッパ諸国では、その危険性が高いとされる成分が「使用が禁止」されています。これは、その国々が食品安全に対して非常に厳格な基準を設けており、健康への悪影響が疑われる成分に対しては使用を制限する姿勢を示しているものです。

このような事実を考慮すると、タバコよりも身体に悪影響を及ぼす食べ物としてポテトチップスが挙げられる理由が明らかになります。揚げ物やスナックを楽しむ際には、その成分に留意し、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。ポテトチップスなどの揚げ物を食べる際には、適量を守り、その他の健康的な食材と組み合わせることで、全体的な食生活の質を向上させることが期待されます。

総じて、身体に悪影響を及ぼす可能性があるポテトチップス。その摂取量や頻度には十分な配慮が必要であり、健康への影響を最小限に留めるためには、食生活全体の見直しが求められます。

4.フライドポテト

フライドポテトもまた、じゃがいもを高温で揚げて調理されるため、アクリルアミドと呼ばれる有害物質が発生し、健康に悪影響を与える食べ物の一つです。このアクリルアミドの発生は、高温での調理によって糖とタンパク質が反応することに起因しています。その結果、フライドポテトを頻繁に摂取することが、様々な健康リスクを引き起こす可能性があります。

フライドポテトを頻繁に摂取することで、心臓病や心不全などのリスクが増加するという研究結果があります。フライドポテトをよく食べる人とそうでない人を比較した結果、心不全のリスクが37%、心臓病のリスクが22%もアップすることが明らかになっています。さらに、週に一度Mサイズのフライドポテトを摂取することで心不全のリスクが12%も上昇し、心臓発作や脳卒中のリスクも高まるという研究も存在しています。

報告によれば、フライドポテトを摂取する際には、健康を維持するために1回につき6本までと制限するべきだとされています。このような制限を設けることで、アクリルアミドの摂取量を減少させ、健康リスクを最小限に抑えることが期待されます。食事の中でフライドポテトを楽しむ際には、摂取量や頻度に留意し、バランスのとれた食事に組み込むことが重要です。

総じて、フライドポテトもまたアクリルアミドの生成により、身体に悪影響を及ぼす恐れがある食べ物です。その摂取には適切な制限を設け、健康な食習慣を心がけることが重要です。食事の多様性や栄養バランスを考慮し、揚げ物などの加工食品は控えめに摂取することで、全体的な健康を維持する一助となります。

5.ひじき

ひじきは、古くから日本の食卓に並ぶ伝統的な食材として親しまれてきました。しかし、2004年7月、英国食品規格庁からひじきに対する健康への懸念が表明され、その理由として「無機ヒ素」の含有量が多いことが指摘されました。

ヒ素」は農薬や殺鼠剤にも使用される毒物であり、「有機ヒ素」と「無機ヒ素」の二つの形態が存在します。無機ヒ素の方が強い毒性を持っており、長期にわたる飲食から摂取されるとがんや皮膚病変の原因となる可能性があります。WHO(世界保健機関)のファクトシートによれば、ヒ素の摂取は心血管疾患、神経疾患、糖尿病の発症にも関連しているとされています。

ヒ素中毒は、急性中毒だけでなく、慢性中毒も引き起こす可能性があります。特に、ひじきが海水中のヒ素を取り込むことが知られており、その結果、ひじき中の無機ヒ素が摂取されることが懸念されています。ただし、これまでにひじきを摂取することによるヒ素中毒が報告された例はなく、ひじきは日本の食文化において一般的に摂取されてきました。

我が国ではひじきは通常、水洗い、水戻し、茹でなどの調理過程を経て摂取されます。これにより、ひじき中のヒ素が水に溶け出し、無機ヒ素の一部が除去されるとされています。実際、報告によれば、調理の際に水戻しを行い、水洗い・水戻し・調理の際に用いた水や煮汁を適切に取り除くことで、無機ヒ素の38~96%が除去されるとされています。

このような事実から、ひじきを摂取する際には、適切な調理手法を用いて無機ヒ素の摂取を最小限に留めることが重要です。一方で、ひじきは食物繊維や必須ミネラルを豊富に含んでおり、バランスの良い食事に取り入れることで、その栄養価を享受することができます。

総じて、ひじきを含む食材の摂取には適切な知識と調理法が求められます。バランスのとれた食事を心がけ、食品の安全性に留意することで、美味しさと健康を両立させることが可能です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか? タバコ以上に身体に悪いとされる食べ物が意外なものも含まれていましたね。
5つを振り返っていきましょう。

1.菓子パン
菓子パンはたくさんの糖質が含まれていて、「糖質中毒」と呼ばれる状態を引き起こすことがあります。このパンにはイーストフードや臭素酸カリウムなどの添加物が入っていて、これらが健康に悪い影響を及ぼす可能性があります。

2.牛乳
牛乳に含まれる未消化のカゼインは「リーキーガット症候群」を引き起こすおそれがあり、また、牛乳中のカルシウムの吸収が難しいので、他のカルシウム源を考えることが大切です。

3.ポテトチップス
ポテトチップスにはアクリルアミドやトランス脂肪酸が入っています。これらが引き起こす問題は心筋梗塞や糖尿病、動脈硬化骨粗鬆症などの病気のリスクを高める可能性があります。

4.フライドポテト
フライドポテトもアクリルアミドを生み出し、心不全や心臓病のリスクを増やすかもしれません。だから、適切な摂取量を守ることが健康を守る上で大事です。

5.ひじき
ひじきには無機ヒ素が多く含まれています。これが長い期間摂取されるとがんや皮膚のトラブルを引き起こす可能性があります。無機ヒ素を最小限に留め、同時に栄養を摂るためには、適切な調理法を選ぶことが大切です。