筋肉の衰えを予防で健康体

歩いたり、座ったり、姿勢を保つために必要な筋肉ですが年齢を重ねるうちに衰えやすくなります。美容・筋肉・栄養に関する意識調査(40〜69歳)の結果、回答者の86%が「筋肉の衰えを感じる」と回答したというデータがあります。

太ももの前側にある「大腿四頭筋」の場合、50年で50%減少、単純計算では1年に1%ずつ減少していくと考えられています。

筋肉の衰えは、疲れやすくなったり、体重は変わらないのに体型が崩れたり、腰痛、肩こりなどの体の不調を引き起こします。衰えやすい筋肉ですが何歳になっても筋肉をつけることはできます。 筋肉には身体を動かすというだけではなく、血管や臓器を覆い守ってくれています、代謝を上げ生活習慣の予防にもつながります。

日頃から運動習慣があり、年齢を重ねても運動を継続している方の場合、そうでない人と比較して筋肉が減るスピードは緩やかになるでしょう。筋肉は、トレーニングすることで何歳からでも発達させることが出来ます。

いつまでも若々しく健康で過ごすために筋力をしっかり高めていきたいものです。

それでもいざ実践となると、ハードなイメージだから取っつきにくい、仕事や家事に追われて…という方は多いはず。そこでジム通いすることなく、自宅でも実践できる「レジスタンス運動」がおススメです。レジスタンス運動とは自重(自分の体重)を負荷にした筋トレのことで、器具も準備もなく、いつでも、どこでも出来ます。

 

代表的なもので言えば、スクワットや腕立て伏せです。準備運動としてストレッチを加えるとなおよいです。さらに取り込みやすいのが「つま先上げ・かかと上げ」です。壁に対し軽く肘が曲がる位置に立ち、壁と体を平行にします。両手を壁につき、両足のかかとをゆっくり上げてつま先で立ちます。こちらは椅子に座って行うことも可能です。いきなりたくさんの量をしようとするのではなく、5分程度からコツコツ始めてみましょう。