16時間断食

ダイエットというと、カロリー制限や食事量を減らすというやり方がメジャーですが、最近では16時間断食というものに注目が集まっています。やり方は、1日のうち何も食べないという時間を16時間作り、残りの8時間は好きに食べても良いという断食方法です。ライフスタイルによっては実施が難しいこともあると思います。1日のスケジュールの都合上、食事時間を8時間に収めることが難しい場合は、まずは10時間など都合のつけやすい設定から始めてみて、少しずつ調整してみてはいかがでしょうか。

寝ている時もカウントされるので、夜から次の日のお昼すぎまで断食するという人が多いようです。

断食と聞くと、空腹に耐えるのが難しそうというイメージがありますが、辛いのは最初の3日くらいなので、慣れてしまえば食事の内容を制限するよりも、取り入れやすいダイエット方法と言えるのではないでしょうか。

ただし、以下の点に注意です。何を食べてもいいとはいえ、お菓子や甘い飲み物も解禁して暴飲暴食を続けていては、むしろいつもより摂取カロリーが多くなってしまいます。どうしても空腹に耐えられないときは、無糖のヨーグルトや素焼きのナッツ類を食べるのはオッケーです。

断食後の食事は、消化に時間がかかり、臓器にも負担がかかる脂質が多い油ものやドカ食いをすることはなるべく控えたいところです。野菜スープ、豆腐、こんにゃくやといった血糖値を急上昇させないものが理想です。

断食によって、胃腸を休ませることによって胃腸の機能が回復します。胃腸を休ませることによって、疲労が回復しやすくなります。実は消火にはかなりエネルギーを使っているんです。その数値は約1600キロカロリーと言われています。かなりのものですよね。さらに腸内環境がリセットされ、腸が本来の力を取り戻すことで、セロトニンの分泌にも良い影響を与えると考えられています。

嬉しいことのたくさんある16時間断食ですが、体と相談しながら無理なくやることが大切です。